ちゃんとしたマイクでスマホカラオケアプリを楽しむ方法を整理しました!
iPhoneやAndroidへのつなぎ方やおすすめマイクや機材の紹介までまとめますのでご参考ください。
通常はイヤホンマイクを使用することが多いと思いますが、カラオケマイクを使用することで多くのメリットがあります。
まずはそのメリットからご説明していきたいと思います。
カラオケアプリでマイクを使うメリット
通常は有線のイヤホンマイクを使用してスマホのカラオケアプリを利用することが多いと思います。
イヤホンマイクであればほとんどの方が持っていますし、スマホ購入時に付属してくることがほとんどです。
もちろん気軽にイヤホンマイクでも十分に楽しめるのがスマホアプリのいいところではありますが、利用しているうちに物足りなくなってくることもあります。
イヤホンマイクはもともと歌を歌うためのマイクではないので、あまり大音量の声には向いておらず、風切り音が入ってしまうことも多々ありますし、感度もそんなに良くないです。もともと会話が聞き取れれば良いという趣旨のアイテムですので当然です。
そこで、マイクをダイナミックマイク等に変更することで以下のメリットがあります。
思いっきり歌っても雑音が入りにくい
受信部分がイヤホンマイクに比べて大きいので、雑音が入りにくくキレイに歌を入力することができます。
繊細な歌唱表現が可能
マイク感度が良いということは、ちょっとした声の変化も拾いやすいため、繊細な表現が可能になります。
極端に声量を上げる必要がない
マイクの感度が悪いと、割と大声で歌わないとちゃんと声が入らないこともあります。
それを嫌って極端にマイクを口に近づけて歌うこともありますが、音質は決して良いとは言えないですよね。アプリで録音公開されている方のを聞いていても、マイクを近づけて小声で歌ってるのがわかる方もいます。
気軽にカラオケできるのもアプリの長所ではありますが、カラオケマイクであれば通常のカラオケと同じ感覚で歌うことができます。
キレイに録音できる
カラオケアプリでは、ほとんどの場合録音機能があります。
カラオケアプリの中でも人気の「ポケカラ」では、録音を公開してコミュニケーションを取るのがメインな節もあります。少しでもクオリティの高い作品をアップロードしてたくさんのユーザーに聞いてもらう&ペンライトなどを獲得するにはちゃんとしたマイクの方が有利かもしれません。
気合が入る
マイクを持つことで「歌ってるぞ」感が増しますので、すこし気合の入り方がちがう(かもしれません)
スマホにマイクをつなぐ方法
ここからはマイクをスマホに繋ぐ具体的な方法について解説していきます。
最初にご理解いただきたいのですが、Bluetoothなどの無線タイプではどうしても遅延が発生してしまうため、アプリで使用するマイクは有線である必要があります。
私も使ってみましたが、自分が声を発してからアプリを通してイヤホンから聞こえるまでに1秒まではいかないですが時間差があります。音楽に合わせるにはその分少し早めに歌わないといけませんし、採点機能で音程を合わせるのには致命的だと思います。
「カラオケ店では無線マイクじゃん」と思われる方もいるかもしれませんが、通信方式が違います。
カラオケ店で使用される無線ダイナミックマイクは赤外線通信です。レスポンスもよく使い勝手も良い反面、受信機との間に物があると接続が切れたりと、あまり普段使いには適さないです。
詳しくはこちらのページをご参考ください。
カラオケで使用する有線タイプのマイクは、ほとんどの場合画像のようなプラグになっています。
イヤホンのプラグに比べてすごく太いやつですね。音響関連でよく使用されるプラグですので、ギターやベースからアンプに接続するケーブル(シールド)の先っちょと同じです。
マイクをアプリで使用するには、このプラグを何とかしてスマホに接続する必要があります。そこで必要になるのがミキサーです。
ミキサーとは?
文字通り音をミックスさせる機械で、一つのアンプやスピーカーにマイクやCDプレーヤー、ギターなど複数の音響機材をつなげるための装置です。
画像の上部に幾つもの入力端子があるかと思いますが、それぞれに機器を接続してボリュームやイコライザーなど個別に操作ができます。
引用元:https://www.event-partners.net/faq/technical_term/mixer
本来は上記のように、いろんな楽器の音を合わせていい感じに調整するための機械です。カラオケアプリで使うにはこんな大げさなミキサーは必要ないので、おすすめのミキサーを後ほどご紹介します。
なぜミキサーが必要?
マイクだけならミキサーなんて必要ないのでは?と考える方もいるかもしれませんのでご説明します。
一応、マイクケーブルとイヤホンジャックをつなぐために、変換コネクタを使用することで、物理的には接続することはできます。が、これでは音声信号まで入力できたことになりません。
(こういうやつ↓)
私も最初はこれでいけると思い購入しようとしましたが、よくよく調べると、そのまま繋いでも音声情報をスマホに入力できないようです。
マイクやギターなどで入力されるのは「音響信号」ですが、そのままではスマホは信号を受け取ることができないため、「電気信号」に変換する必要があります。
この音響信号→電気信号への変換にミキサーが必要になってきます。
よって、大量につまみがついているようなミキサーでは無く、最低限の機能(とは言っても弾き語り程度はできる物)があれば十分ですので、後ほどおすすめのミキサーをご紹介します。
スマホとマイクの接続方法
具体的にはどうやって接続するかと言うと、すでに想像がついているとは思いますが、マイクとスマホの間にミキサーを接続することになります。
イメージは下図の通りです。
YouTubeなどで弾き語りを動画配信している方や、ちゃんとしたマイクを使用して放送している場合は、基本的にミキサーを接続して配信しています。
一応USBタイプで直接接続できるタイプもありますが、ミキサーを1つ持っていればいろんなマイクに変更できますし、音質の良いハイレベルなものまで対応できます。
注意点としては、ミキサーがiPhoneにしか対応していなかったり(その逆も然り)するので、ミキサーの選定が重要になってきます。
iPhone/Android両方対応のおすすめミキサー
私が特におすすめしたいミキサーはローランドのGO:MIXER PROです。
最低限の機能があれば十分だけど信頼のあるメーカーのものが良いというかたにはピッタリだと思います。
こちらのPROタイプであればライトニングケーブル、microUSBケーブル、C-Typeケーブルが付属してきますので、iPhone/Android両方に対応している万能ミキサーです。
更にスマホやタブレットによる使用を想定して設計されていますので、スマホを立てる隙間もあります。
つまみも必要最低限で操作に迷うことも無さそうですが、ギターとマイクをつないで弾き語りもできる仕様になっていますし、XLR端子接続のコンデンサーマイクにも対応しています。
おすすめカラオケマイク
ダイナミックマイクについては私も長年愛用している、SHUREのBETA58Aがおすすめです。ライブハウスでも使用されることが多い業界標準と言っても過言では無いマイクです。
これを持っていればカラオケ店でも使用できるので一石二鳥です。
感度が良いのは当然ですが、超単一指向性マイクですので、ハウリングがとにかくしにくいのがおすすめポイントです。
コンデンサーマイクについては、audio-technicaのAT2020がコスパがよくておすすめです。
XLR端子でミキサーに繋ぐので、先ほど紹介したGO:MIXER PROとも接続可能なマイクです。
ただし、コンデンサーマイクは周波数特性が良いのですが感度が良すぎるので、一般的なカラオケ店での使用には向いていません。
カラオケ店でコンデンサーマイクを使用する場合は、イヤホンやヘッドホンを使うことをおすすめします。
まとめ
カラオケアプリでちゃんとしたダイナミックマイクやコンデンサマイクを使用することで、いろいろなメリットがあります。
ポケカラやDAMforスマホなどの人気カラオケアプリで、よりクオリティの高い録音をしたいなら試してみる価値ありです!
接続にはミキサーが必要ですのでこのページを参考に検討頂けますと幸いです!
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