歌には著作権がありますが、カラオケで歌われる度に、作詞・作曲者にお金が入ります。
なぜお金が入るかというと、カラオケで歌われることでカラオケ印税が発生するからです。
新しい物を生み出すというのはそれだけ価値のあるものということですね。
今回はカラオケ印税についての解説と、仮説による計算結果を記載していきます。
そもそもカラオケ印税とは?
誰かが作った物(著作物)を他の人が使う場合、使う人は作った人にお金を払わなければいけません。
その支払われるお金が印税です。
ちなみにお金を払わずに勝手に使用すると著作権の侵害になり、訴えられる可能性もあります。
実際どのくらいの印税が入るの?
では実際どのくらいの印税が発生するのか。具体的に記載していきます。
CDが売れた場合の印税
CDの著作権印税は販売金額のだいたい6%と決まっているようです。
その6%が関係者に分配されるしくみです。
取り仕切っているJASRAC(日本音楽著作権協会)への手数料約6%、更に歌手がプロダクション等音楽会社に所属していればマネージメント料としてプロダクションに50%程度が持っていかれ、残りが著作者へ入るようです。
仮に1,000円のCDだとしましょう
全ての曲を作詞作曲していたとして、著作者に入る金額は1,000円のCD1枚当たりざっと30円程度となります。
CDが1万枚売れれば30万円の計算です。
もし作詞だけであればその半分の15万円程度です。
カラオケで歌われた場合の印税
カラオケで歌われた場合でも印税が発生します。
実際はカラオケBOX店がJASRACに部屋面積分だけ著作権料が支払われており、歌われた割合によりその著作権料が音楽会社へ分配され、そこから出版社の取り分とプロダクションの取り分が引かれ、著作者の取り分となるようです。
ちなみに一般的にはカラオケで1回歌われるごとに約3円の印税が著作者に支払われると言われています。
カラオケ印税を計算してみる
その曲がカラオケで何回歌われているか?というのは公表されていないためわかりません。
推定の話になってしまいますが、こちらで2013年のカラオケ参加人口は4,710万人という推計が出ていましたので、この数字を使ってみます。
全員が月1でカラオケにいくと仮定すると、4,710万人×12ヶ月=5億6,520万回。更に、人気曲になり100人に1人が”ある1曲”を毎回歌うとしたら、5億6,520万回÷100=565万2千回/年 歌われていることになります。
よって、100人に1人が十八番にするような曲であれば、565万2千回×印税3円=1,696万円/年 くらいの印税が著作者に入ってきます。
まとめ
ざくざくの計算になってしまいましたが、1曲ヒット曲を作ると、かなりの額のカラオケ印税が入ってくるということがわかりました。
以上、ましゅーでした。
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